先日犬鳴山温泉郷のホテルへ懐石料理と温泉のドライブに妻と出掛けました。
高層ビルや住宅街を脇目に高速を南へ南へ走らせると貝塚市泉佐野市の山々が車窓一杯に飛びこみ始め、一般道からさらに山深く入っていくと犬鳴山の山中に秘境ムードたっぷりの温泉宿が佇んでいました。
駐車場への看板もすぐに目に入りスムーズに車を停めることができます。
ホテルに到着しまずは楽しみな温泉へ、単純硫黄冷鉱泉という成分で黄褐色の優しい湯につかっていると時間とともにアルカリ性特有のヌルヌル感が身体に増してきて、カルキ漂うスーパー銭湯では絶対に味わえない大自然の恩恵が感じられ、なんともいえない気持ちよさに浸り「来て良かったぁ、最高」という想いがふつふつと沸き起こってくるのです。
温泉で身も心も温まったあとは本日のメインイベント海の幸が詰まった懐石料理を味わいます。
一品一品新鮮でとても美味しくどれも板前さんの丹精込めて造られた想いが伝わってきそうなお料理ばかり。
かに、ふぐ、うに等々普段は味わえない海の幸がほどよい大きさに切り分けられて素敵な器に盛り付けられ見事なまでに座卓に配膳されている様子は思わず手を合わせたくなります。🙏
もし、自宅でこれだけの料理を造るとなると一体どれだけの時間と労力がかかることか?
いやいや具材がそろったとて、この包丁さばき、味付けは不可能!
それにもまして食材が盛られたいろとりどりの食器で味わえる贅沢。
ネット検索してる時には正直「お高いな」という印象だったのが、料理を堪能してるうちに「この値段でこれだけの贅沢が味わえるなんて」と気持ちにも変化が。
料理を堪能し、窓際に腰掛けるとしとしとと雨が降りそそぎ遠くの山には霧雲がかかり山肌の天然林が雨に濡れ生き生きとした光景が飛びこみ、風情をさらに醸し出してくれています。
水墨画にでも出てきそうな神秘的な景色を時の経つのも忘れるほどしばし眺めて心和まされるひとときでした。
満足感に浸りながら犬鳴山を後にし、途中道の駅で地元の新鮮な具材をあれもこれもとたっぷり買い込み家路へとつきました。