大腸検査

先日約10年ぶりに大腸検査を受けてきました。

前回受けた時に「5年間は検査不要です。」と言われていたにもかかわらず5年、6年経っても、前日に下剤を飲みお腹を空っぽにするあの大変さや肛門からカメラを差し込まれる忘れもしない苦痛を考えるとズルズルと先延ばしになっていたのです。

たまたま健康診断でピロリ菌の陽性反応が見つかり胃カメラを飲む状況になりその時に先生から

「大腸検査がしばらく空いていますのでこの機会に受けませんか?」と言われ、初期は無症状といわれる大腸ガンなど多少の不安もあって決断をしたのです。

 

2日前から野菜や油ものなどの消化しにくい料理は控え12時間前には18リットルの下剤を約10分おきに飲み1時間半かけて飲み干し、5〜6時間ほどで下剤が出つくしました。

十年前に薬のような味だった下剤とは打って変わって今回はポカリスエットに似た味でとても飲みやすかったです。

当日はお腹がすいてフラフラ状態かと思いきや、目覚めはいつもよりよく、体調も普段より快適だったのが以外でした。

 

予約時間に来院すると待ち時間もなく診察服に着替え鎮痛剤用の針を腕に入れられいざ診察室へ。

ソフトな対応の女医さんに緊張もほぐれ、診察台に横になり鎮痛剤を挿入されるとあっという間に意識がなくなり、夢をも見ない眠りの世界へ。

そしてさわやかに目覚めると検査はもう終盤あたりでした、モニターから自分の大腸が映し出されている映像が目の前に飛び込んできて、汚れを除去しながら検査されている手慣れた手付きに関心している矢先「はいもうすぐ終わりますよ」と先生の声、なんの違和感や苦痛もなく検査を終えることができました。

 

しかし十年前に受けた時には肛門から太いチューブがくねくねと大腸を通っていく気持ち悪さ、たまにエアーが入りお腹が膨らむ違和感で苦しかった想い出しかなかったのですが、技術の進歩や鎮痛剤の効果でしょうか、これほど楽に検査を終えるとは思いもしませんでした。

 

それから二週間後切り取った0.4〜0.5ミリほどのポリープの検査結果も良性で「比較的健康な大腸をされてますね」と言われた先生の言葉に安堵し清々しく検査を終える事が出来たのです。